売買契約を交わした後に、売主の都合で契約を解除する場合、売主は手付金の2倍の金銭を買主に支払わなければならない。
手付金を倍にして返すので、手付け倍返しという。
バブル期には、よくあった手付け倍返し。
手付金を倍にして返しても、返したその金以上にもっと高く売れるのだったら、手付倍返しする売主も当然居ます。
そんなことにならないようにするには、手付金を少額で済ませるのではなく、売主が容易に倍返し出来ないくらいに手付金を入れておくこと。
でも実際は、そんな多額の手付金を入れ、契約することはまず有りませんので、ようは売主次第かな?
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手付け倍返し
手付け流し
売買契約を交わした後に、買主の都合で契約を解除する場合、買主は手付金を放棄しなければならない。手付金が戻ってこず、流れてしまうので手付け流しという。
手付け流しでの契約解除は、ほとんど経験ないのですが、2.3あった解除で印象深いのはバブルの終わりに不動産買取り業者が、流したもの。
不動産の買取り業者の特徴は、出来るだけ少額の手付金で物件を束縛しようとすることです。わずかばかりの手付金を打って、残金決済前に転売できれば、ほとんど自らは資金を出すことなく、儲けることが可能です。この業者その、わずかばかりの手付金を、窮状を察して返してくれと泣きついてきました。
解約になれば、売主も迷惑をこうむるわけで、 自己都合での買主契約解除は、「手付け流し」が、当然すぎるほど当然のこと。なのに、経営が苦しいんだから返してくれるように交渉くらいしてくれてもいいだろうとの、一方的な物言いが嫌になるくらいでした。
それにしても今考えると、何でこんな手合いが不動産業者だったんだろう?