よくあるご質問

賃貸or持家、どっち?

お客様から、よく聞かれる質問ですし、どちらがどうだと、色々な○○経済研究所みたいなところから、レポートが発表されているところをみると、関心が高いのだと思います。

それで、これらのレポートですが、金銭的には賃貸のほうが得だとしているものが多いようです。

ただ、いくつかのレポートを見た私の感想から言うと、参考程度にはなるかな?程度で考えていたほうが良いと思います。

その理由は、持家が得だったり、賃貸が得だったり、その計算の前提条件次第で、結果がどうにでも変わるからです。

例えばあるレポートは、今後の家賃上昇を少子化の影響で、年1%とみて計算し、賃貸が得だとしています。

この家賃上昇が倍の2%なら、計算結果は違ってきます。


そうかと思えば、持家が得だとしている、あるレポートは、ローンの借入額を物件価格の8割とし、その借入れ期間を30年.金利を4%で見ています。

この場合、借入れが頭金ゼロ・全額借入れなら、支払い総額は金利がつくので増えますし、借入れ金利が1%違うだけで結果が大きく違ってきます。


家賃が今後どの程度上昇する。あるいは下がる。なんて誰にも分かりませんし、地域によっても違ってきますし、ローンを組んだ場合、現金で購入した場合によっても結果は異なり、ローンを組むにしても組む金額・年数によっても支払い総額は異なってくるわけです。


ですから、この手のレポートの類は、参考にはなっても、経済予測のようなもので、当たるのか外れるのか、それが正しいのかは、誰にも分かりません。


このように、偉い先生や、大企業の経済研究所で分からない質問ですから、賃貸が得なのか持家が得なのか?私などには皆目分かりません。(笑)


ただ、不動産の実務者の立場で言えば、これは言えると思うことが一つだけあります。


それは、
「現状では、民間賃貸住宅に一生住み続けることは、きわめて難しい。」
ということです。


賃貸のほうが、得なのかもしれません。
しかし、高齢になった時に、借りられる民間アパートマンションは極めて少ないのが現状です。

ここが、改善されれば、「一生賃貸で」という方も増えるのではないかと思うのですが。

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