よくあるご質問
契約前の契約条件の変更
質問
早速なのですが、相談したいことがありましてメールさせていただきました。
私は、飲食店を開業するために不動産をまわり物件を探していたのですが、ようやく希望通りの物件が見つかり、契約という方向で話を進めていました。
しかし、あと少しで契約完了というところで家主が物件の条件を変更していることがわかり、それは到底私の資産では支払えない金額になっていました。
家賃は2倍、保証金は10倍となっていたのです。
家主はこの変更を、私の行った不動産には伝えておらず、不動産の方も怒って家主と交渉したのですが家主は条件を変えるつもりはなく、このままでは契約が出来ません。
私はこの開業のために仕事も辞め、開業準備に取り掛かって今更やめるわけにもいきません。
以前の条件のままで契約することは不可能なのでしょうか?
本当に困っています。よろしくお願いいたします。
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回答
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契約前に先方の条件が変更になったとの事ですが、
申込金など、お金は一部でも、入金されておられるのでしょうか?
入金もしていない、契約も交わしていないということであれば、
お気の毒ですが、泣き寝入りするしかありません。
まさかこんなことになるとは思わずに、
事を進められたのでしょうが、
不動産の仕事をしていると分かるのですが、
実際にこうしたことはたまにあることです。
ぜひ借りたいと言っていた人の、
契約直前のキャンセルはしょっちゅうで、
別に珍しいことでもありませんし、貸したい人が何らかの事情で、
貸さないことになったり、賃貸条件が変更になることも、
少ないですが、無い話ではありません。
売買でも同様で、「もう買わない」・「もう売らない」は、
珍しくありません。
正直に言って、私もそうしたことで、貸主・借主・売主・買主に、
迷惑をかけてしまったことが、何度も有りますし、こればかりは
人の心変わりですから、これからもどうすることも出来ず
不動産業者として、失敗することがあると思います。
ほとんどの場合、よく話を聞いてみると、仕方の無い事情で、
貸さない・借りない、買わない・売らない、事になっているのですが、
なかには、そんなことで口頭での約束とはいえ、
約束を破るのかと怒りたくなる事もあります。
当然約束が履行されるものと思い、準備している相手のことも、
少しは考えてみろと。
ですが、個人的な感情は別として、法的には契約を交わしていない以上
どうすることも出来ないのです。
それで、今回の場合ですが、家主が、「家賃は2倍、保証金は10倍」
と大幅に条件を変更しているのですから、状況的に言えば、
たんなる契約条件の変更ではなく、
おそらく
もっと好条件の借主が見つかったか、
自己使用の必要が生じたかなどの理由で、
「あなたには貸さないことになった。」のだと思います。
又、最近では高齢者のボケによる場合もちらほら。
いづれにしても、変更条件が大幅すぎて、あなたが絶対のまないであろう条件を
出してきているのですから、あなたに貸す意思そのものが先方には無い、
そう判断するのが妥当だと思います。
困りもしておられるでしょうし、家主に対して怒りが
わいてもおられるでしょうが、世の中そんな家主ばかりではありません。
相手を恨んでみても、状況的には変わりません。
気持ちを切り替え、他の物件を探されることをお勧めいたします。
仕事をやめられたのなら、なおのこと、そんなひどい家主のことで
腹を立てたりせず、さっさとあきらめ、
新しい物件探しにこそ、時間を割くべきです。
そうすれば、きっといい物件が見つかるはずです。
また、間に入っていた不動産業者が良い業者なら、
その業者にも頼んでおけば、責任を感じて一生懸命
探してくれると思います。
納得できないかもしれませんが、それもまた世の中です。
頑張ってください。
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追記
こうしたこと、多いんですよね。
私も今年だけで、契約直前のキャンセルで、
数百万円つかみ損ねています。(爆笑)
なかでも頭にきたのは、某企業が契約日まで設定していて、
直前になって断わってきたことです。
それも契約日が決まるまで、2回社内で経営会議にかけて、
決定したといっておきながらの話です。
ここの会社、そこそこの規模の会社で、はためには
そんないい加減なことする会社だと、思われていないでしょうから、
本当はここで社名をあげて非難したいところです。(爆)
ですが、そんなことしても、私が恥かくだけで、
なにも良いこと無いんですね。
ひどいやつは、有名・無名、金持ち・貧乏人、企業・個人に限らず居ます。
ちなみに、私にひどい目をあわせたこの会社は、
お客様第一主義を掲げ、サービス一番・社会貢献・地域貢献などを、
スローガンに掲げ、躍進企業として注目されています。
また、社長は、人格者らしいです。(ヒドイ冗談だと思います)
契約直前のキャンセルがあるたび、取引の相手にも迷惑をかけるので
売主や買主、貸主や借主からは怒られます。
相手からは怒られる、売上げ的にも当てにしていたものがあがらない(笑)。
まさに踏んだりけったりなのですが、仕方ないんですね。
これも人生、それが世の中です。
(なんてかっこいいこと言いながら、
私も凡人ですから、頭でわかっていても、
気持ち的にはなかなか割り切れないのですが・・・。)
不動産業者で人を信用しない、性格悪いのが居るのも、
こうした目に数え切れないくらいあっていることが、
原因なのかもしれません。(苦笑)