業者さんから買取打診がある物件資料で
最近よく目にする売主瑕疵担保免責・境界非明示の取引条件。
大手不動産仲介業者が使いだしてしばらく経つので、
近頃は個人売主、個人仲介業者もこの条件で売りに出しているようです。
売主にとっては、後日境界紛争が起きようと、
雨漏りしようと責任取りませんという条件ですから、
これが一番良い訳ですが、
でもね、コレの連発はどうなんでしょうね?
そもそも、大手不動産仲介業者の瑕疵担保免責・境界非明示と
個人売主、中小仲介業者の瑕疵担保免責・境界非明示とは、
同じ取引条件でも質が全然違うんですよ。
大手不動産業者の仲介案件は、もともと大企業が所有している物件が多く、
取引が境界非明示とは言いながら、隣地地主立会いの測量図が在ったりします。
土地を測量しているので、境界が違っている可能性、境界でもめる可能性は
ゼロに近いんです。
だけど、大手特有のとにかくトラブルを回避したいという心理から、
境界は、はっきりしているのに境界非明示なんです。
同様に瑕疵担保も、建築確認通知書があり、検査済証もあり、
ケースによっては、アスベスト調査や土壌汚染調査、近隣聞き込みを行なったうえに
瑕疵担保免責なんです。
対して、個人売主の物件を扱っている中小業者の境界非明示はどうか?
このあいだ持ち込みのあった土地なんか、
売主はおじいさんが明治からの所有で一度も土地を測ったことないんですよ。
それで境界非明示が条件ですと。
物件に興味があったので、こっちでちょっと調べたら、隣地と境界でもめているとの事。
冗談じゃないですよね。
これは、境界非明示取引じゃなくて、単なるトラブル隠しの取引です。
持ってきた仲介業者にブローカーじゃないんだから、しっかりしてくださいよと
嫌味を言いました。
もっとも全然、応えてなかったようでしたが・・。(笑)
小さい金額の取引、ややこしい物件の取引、
こうした場合の物件調査に気乗りがしないのは、私も業者ですから当然わかります。
瑕疵担保免責で済ます事が出来れば、そうしたい気持ちも分かりますが、
プロなんだから、誇りを持ってプロの仕事しましょうよ。
ブローカーと同じレベルの仕事じゃ、この不景気の時代、生き残れませんよ。
プロは素人が解決できない問題を解決するからプロで、
そもそも素人が気づけない問題を
気付く事が出来るからプロなんです。
ということで、最近のなんでもかんでも瑕疵担保免責・境界非明示の条件に
私は反対です。
今日は少し偉そうにいいすぎたかな・・・。
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不動産ブログ
瑕疵担保免責・境界非明示
人のふり見て我がふり直せ
昨日、会社で必要なある物を買いました。
買う前に、分からないことがあったので、
売っている会社に電話してみました。
私から見ると品質が上の商品が、劣っていると思われる商品より
安く売られていたので、その理由が聞きたかったから。
応対したおばちゃんは、自分ではよく分からなかったようで、
返答にまごついたうえ、
「良い品を安く提供しているという説明ではいけないでしょうか?」
などと言い出しました。
他社よりいい品を安く売っているならこの説明でいいのだが、
自社製品での比較なので、これでは答えになっていません。
答えがわかる人間に聞いて折り返し電話してくるとか、
分かる人間がいるであろう部署に電話を回すとか、
そうした応対が出来そうもない感じだったので、
適当なところで電話を切りました。
で、応対が悪いので、同じ商品を売っている他社の製品を買おうと
思いネットで検索してみました。
ところがさっきの会社のほうが、商品的に良さそうな感じがする。
不動産業界でしか使われないものなので、販売している会社も少ないのです。
そうこうしているうちに、最初の会社で、
価格に差がある理由が、パンフレットをよく見ていたら分かりました。
心が狭い私としては、面白くなかったけど、結局注文した。
それで、これとおなじ事が、不動産ではあります。
どうしても売って欲しい土地や、借りたい所がある場合、
どんなにひどい応対をする不動産屋にでも、客は頭を下げて、
売ってください、貸してくださいとやってきます。
(そこを通してしか買えない、借りられない場合)
昔々、私が業界に入った頃、
ヒドイ応対をする不動産屋がいっぱいありました。
こんな業者がつぶれないのは、なぜだろう?
と思った答えが、コレです。
同じものがどこに行っても買えるのなら、
客は応対の悪い店からは購入しません。
ですが、不動産に同一のものは存在しません。
圧倒的な商品力があれば、極端に言えば勝手に売れます、借り手がいます。
客の本音は、
「アンタからは買いたくなかったけど、他で売ってないから仕方なく・・・。」
みたいな感じでしょうか。
そんな訳で、反面教師という意味では、昨日の買い物も意味があったかな。
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尖閣の問題
尖閣諸島のビデオ流出、テレビで盛んにやってますね。
「ビデオ流出」と聞くと、違う意味にとらえてしまう自分が
少し悲しいですが
それにしても、一部の国会議員は、私以上になっとらん。(怒)
海上保安庁の現場の職員は、日々危険な目にあいながらも
国の為にガンバっとる訳ですよ。
それをよりによって、「こつんと当たったように見えた」とか、
「思ったほどの衝突じゃなかった」みたいなこと言われたら、
頭にきて、ビデオ流出させたくなるのは当然です。
現場を慰労するために、管総理が現場に行けないなら、
しかるべき立場の人間を現地にやって、
「君たちの苦労は分かる。しかし、ここはひとつ、
国益の為、我慢してやってくれ。」ぐらいのことが、
何で言えないんでしょうか?
テレビ見てたら、「情報管理」とか、馬鹿なことを
言ってますが、、「管理」みたいな意識でいるなら、
似たようなことは今後も当然起きます。
だれも、自分より劣っている人間に、
管理されたくないですから。
立場上だけでも、人の上に立つ人間なら、
そんなことぐらい、分かってないといけないですよね。
そんなわけで、海上保安庁の皆さん、
どうしようもない国会議員は、一部に居ますが、
大多数の国民は皆さんの苦労分かっています。
お仕事がんばって下さい。
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ブログ見てます
昨日、決済した買主の奥様から
ブログ見てますと言われました。
うれしいですが、正直ちょっと
気恥ずかしいです。
ブログには、その時の気持ちなんかも
書いてますからね。
日記見てもらってるような感覚も少し
あったりして・・。
でも、これからも書きますよ、ブログ。
やっぱり不動産業者っていったら、
一般の人からすれば、
むやみに信用出来ない存在じゃないですか。
現実に、信用ならん人間も存在するし・・。
そんななか、相手の業者が、ブログ書いてれば、
その業者の考え方も分かるでしょうから、
一般の方の業者選びの目安にも
なると思いますから。
それに、ブログ書くことは、
私のほうにもメリットがあるんですよ。
それは、相性の合う、性格の良いお客様が、
増えたことです。
私のブログ見た人なら、考え方の合う人しか
問合せしてこないでしょうから、
現地の看板や、チラシ広告見て、パッと問合せして
来る人達より、話しの合う人が多いんです。
営業的にも、成約率が高い。(笑)
不動産業者なら、
どんな人間とも付き合う努力は、
していかないといけないとは思いますが、
そうは言っても、「俺は客だ。神様だ。」
みたいな考え方の人間は、正直言って
私はお断りです。
そうした客が少ないのは、私の人徳か(笑)
めぐりあわせの良さか、ブログ書いてるからか
と思いますので、これからもブログは続けます。
あまり中身の無いブログではありますが、
これからも、よろしくお願いします。
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変化しないものなんて無い
今日、同業者から買取り打診の
有った土地。
昔は高級住宅地と言われていた、
地域にある土地でした。
その地区、今は高齢化が進んで、
当時の面影はありません。
20年前なら、まだ人気地区でしたけど・・。
電話で打診された時に、即断りましたが
安くなるような話だったので、
やはり見るだけでも見てみようと、考え直して、
業者にTELして
資料FAXしてもらいました。
で、見ましたけど、やっぱり駄目ですね、
街が死んでます。
当社がある井堀・中井地区も、
企業の社宅などが廃止されるは、
地価・家賃は高いので
若い人は郊外のニュータウンへ出て行き
高齢化が進んで、元気が無かったですが、
最近また新しいマンションが建ち始めて、
活気を取り戻しつつあります。
街が出来て成長期・安定期・円熟期・
衰退期を経て、またよみがえる。
変わらないものなんて無いし、これは
街に限らず、会社や国も同じですよね。
当社も、私の気持ちの中では、まだ5年ですが、
逆にもう5年も過ぎているということもできます。
会社の寿命20年説なんていうものもあるぐらいだから、
それだと当社はもうじき成長期を終えてしまうことになります。
このレベルで安定期???
う?ん、
・・・
それはイヤ。(笑)
のんびりしてないで、明日から
もうちょっと気合い入れることにします。
暑いけどね。
がんばろう!!
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