不動産用語集
井戸
井戸とは
井戸が分からない人居ないと思いますが、
地下水をくみ上げる、あの井戸です。
(アムズ代表者の独断による補足と言うか、解説のようなもの)
最近は井戸が物件内にあると不吉みたいに言う人が居ます。
しかし、昭和40年代に水道が普及するまでは、
どこの家にも井戸はあったわけです。
なかには共同井戸だった家庭もあるでしょうが、
そうでなければ井戸はあったわけです。
当社周辺の中井、朝日ヶ丘、高峰、緑ヶ丘、井堀などは
昭和40年代の土地区画整理で出来た街並みなので、
井戸が敷地内にあることも多いです。
ですからこの点を、質問されることも多いので、
ここで私なりに説明しておきます。
「井戸をつぶすと水神様が怒って、家族が病気になる。
あるいは家がすたれる。」
このように聞いたから、井戸は不吉みたいに言う人がいらっしゃるのですが、
なぜこのように言われているのか、実は理由があるそうです。
1.埋め立てで、ガスが発生する事がある。
2.埋め戻しが悪かったりすると、物理的に家が傾く事がある。
3.井戸をつぶすと水脈が変わり、近くの井戸が枯れることがある。
まず1のガスの件ですが、井戸を埋めるときは、水神様が息が出来るようにと、
儀式として「節を抜いた竹」を井戸に差します。
最近は竹でなく、パイプを差すのですが。これには科学的根拠があって、
まれにガスが発生する事が有るので、そのガスを逃がすために行なうそうです。
そして、昔の言い伝えでは、その差した竹が朽ちて無くなれば、
「水神あげ」となるそうですが、これも言い伝えは正しく、
しばらくそうしておいたほうが、ガスが抜け科学的にいいそうです。
家族が病気になるとは、昔の人が経験で、このようなことを知っていたのですね。
2の家が傾く事があるは、地下水の水の流れが変わる事で、
土地が陥没したりすることがあるそうです。
3も同じく地下の水脈が変わり、周辺の井戸が枯れると、
即生活に支障が出ます。
こうした理由で、井戸はなるべくつぶさないほうがいい、と言われているそうなのです。
私はこれらの話しを、工事業者や神主さんから聞きました。
繰り返しますが、昭和40年代に水道が普及するまでは、
井戸が無いほうがおかしかったわけです。
ですから、井戸イコール不吉ではありません。