以前、任意売却で、家を売るお手伝いをしたお客さんに会いました。
病気で住宅ローンが払えなくなって自宅を手放した方です。
当時は顔色が悪く、病状がすごく悪そうに見えたのに、
今は顔色も良く、すこぶる元気そうです。
病気が良くなったのですかと尋ねたら、
「元気になった、一番の要因は、金の心配が無くなった事です」
との答え。
自宅を手放すときは、嫌々ながら、仕方なしにだったんですが。
売って借金の心配が無くなったら、色々な事が好転しだしたそうです。
借金の払いの為に借金を重ねるみたいな生活では、
精神的に良くないし、体にいいわけなく、
仕事もうまくいくわけありません。
今まで支払ってきて、もったいないと、無理を重ねるのを止めて家を売ったら、
「なんで無理して支払っていたんだろう?」と今では思えるそうです。
当たり前の話しですが、
健康や家族仲より、家のほうが大事な訳はありませんからね。
とは言うものの、
当事者は、なかなかそのことに気付きません。
任意売却のお客さんが、不動産を売る時は、
どんよりした空気で事を進めていくことも多いものです。
今回元気そうなお客さんの姿を見て、
少しは役にたてたかな?
そう思えた出来事でした。
住宅ローンがきついなら、悪いことは言いません。
迷わず家を手放しましょう。
家より自分、家より家族。