不動産ブログ

マイホームの明渡し

Date:2009年12月26日

今日が本年最後の営業日の不動産会社も多いようですね。



さっきも、今日で年内終わりだと

業者さんがあいさつに来て少し話して

帰っていかれました。





同業者さんとの話しは、当然互いの業績の話しが多くて、

その業者さんは「12月は最悪だった。」そうです。



「2番底になってるんじゃか?」とも言ってました。



どうなんでしょうね?





ウチ程度の成約件数では、本当は景気がどうなってるんだか

正直言って分かりません。



ウチは、12月忙しかったんですよ。



ただ、忙しかったなんて言っても、

毎月、数十件の売買契約をしているわけじゃありませんので、

売れ筋の物件情報が何件か入ってくれば、

たいして労力使わずに、すぐ何件かの契約は出来る程度の話です。





逆に言うと、小さな規模の業者は、景気がどうのこうの、

あんまり関係ないのでは?





何千万円も月に利益を上げる必要は無いわけですから、

その程度なら、多少の頑張りで、

どうにでもなる範囲ではないかと思います。

(まっ、ヒーヒー言ってる時もありますけど・・・。)





で、この話しはこれくらいにして、一昨日の決済の話しを

その業者さんにしたら、「クリスマスに家を手放すなんて

かわいそうに。」と言ってました。





ローンが払えずに、任意売却で、クリスマスの日に残金決済、退去。



確かにかわいそう、そう思われがちですが、これもねえ、

私から言わせると、違うんですよねぇ。





売主さん、引っ越し代を手に、ニコニコしてました。(本当に。)



任意売却や競売、不動産の買い取り、立ち退き、明け渡しっていうと、

みなさん暗いイメージ抱いておられると思いますが、

意外と現場は違います。



大半の方は、納得して売って、納得して出て行かれます。





債権者に無理やり不動産を処分させられる。

不動産屋に、家を追い出される。

映画やドラマではそうでしょうが、

現実にはそんなケースのほうが、むしろ少ないのではないかと思います。





他の業者がどうしているかは知りませんが、私に限って言えば、

任売や競売で、直接買うにしろ仲介するにしろ、

出来るだけ話しあって納得して契約、

あるいは立退き・明渡しをしてもらうようにしています。





出来れば、恨みを買いたくはないからですね。(笑)



たとえ競売の立退きでも、

次に街で偶然会った時、お茶ぐらい飲める関係で、

取引をまとめる、退去してもらうのが、

私が理想とするところです。

(あくまでも理想で、そうもできないケースも、

 正直なかにはありますが。)





話しは戻って、

今回の売主さん、再スタートを新年からきれる事に、

張り切っておられましが、頑張ってほしいです。



この売主さんなら、なんとか出来るんじゃないかな?



最初会った時は、暗かったけど、

今はこれからどうやり直そうか、その事のほうに

考えがいっているみたいだから。





不動産業者の私が、こんなこと言うのは、

おかしいかもしれませんが、

マイホームはあるにこしたことはありませんが、

人生のすべてではありません。





それぞれの人が、

自分の人生を生きることのほうが大事、

そう思いますね。





っと、年末ですから、ちょっといつもより、

頑張って長文になりました。





じっくりと納得の不動産探し



ホーム会社案内お問い合わせ個人情報の取扱いサイトマップ

このページのトップへ