不動産ブログ

「かんぽの宿」一括譲渡

Date:2009年2月5日



「かんぽの宿」を日本郵政がオリックスへ

一括譲渡するってことが、問題になってますね。





過去に一円で売った施設を、購入した不動産会社が

すぐにその私設を、数千万円で第三者に

転売していたことなんかが報じられてます。





「数百億で建てた埼玉のなんとかいう施設も入れて

その価格じゃ、今回も安く売りすぎじゃないの?

裏に何かあるんじゃないの?」

と言うことなんでしょうが、この問題

不動産屋からみると、そうでもないような気がします。





不動産やってる人間なら分かるはずですが、

そもそも数百億もかけた施設自体、

買取できる会社なんて、そんなにありません。



だってそんな建物、固定資産税や建物の修繕費、

維持費だけで年間数億円です。



これに継続して営業を続ける条件なんてつけば、

経費が年間数十億かかり、いくらで買取れば元が取れるんだって

話しになって、買い手なんて居ません。





不動産業界の言葉に「場違い建築物」と言う言葉があります。

場違い建築物は、建てた時の価格がいくらは、

考慮されないんですね。

売れればメッケもんみたいなものですから。





一国民としては、鳩山大臣が売るのを追求するのもいいですが、

「そもそも何でこんな立派な建物を作る必要があったのか?」

ココをさかのぼって調べてもらいたいですね。







不動産で失敗するのは、売る時じゃありません。

買う時点、建てる時点で、その計画が成功するか失敗するかが

ほぼ決まってしまいます。



その後、売るときになって、色々やっても

小手先のこと、後の祭りです。





その意味で、今回は広く国民に知らしめて、

もういっぺん入札しても、

ばら売りでもしない限り

結果の金額はさほど変わらないはずです。





そんな訳で、一国民からの提案です。

・施設は一括譲渡じゃなく、バラ売りを。

・建てた時の経緯を明らかに。



いかがでしょうか?



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